小旅行

新幹線で、東に向かっている。
楽しい本を読み、うたた寝だなんて、なんと贅沢な時間だろう。
家にいれば、やらなければいけないことだらけだ。

今日は、豊橋の年上のお友達のところへ。
そして、父の家で泊まる。
明日は、母の従姉妹達がなんと20人近くも集まるという、いとこ会に初めて参加。
身体が弱い上に、遠くへ嫁いだ母は、ほとんど出席したことが無かったようだ。

ニューヨークから帰省中の私の従姉妹とそこで会うのが何より楽しみ。

楽しいことだけ考える週末にしよう。

豊橋のその人は、病気を乗り越えて、それと付き合いながら
明るく楽しく元気良く、暮らしていました。

20年前、畑と果樹園を育てて、自給自足の生活をするのが夢なんだよ、と話してくれた時は、まだ私の背丈より少し上だった蜜柑の木もとても高くなり、花が香気を振りまいていました。

小麦の収穫が始まり、枇杷は色づき始め、その少し酸っぱいのを頂きました。
文旦はとても好きな果物だけど、その花は初めて見ました。
らっきょうはもうすぐ収穫。これは前に誰かが植えたもので、植え替えなくても、勝手に生えてくるのを、今年はどこを掘ろうかな、と順に掘るのだそう。
塩につける日にちで味が変わることを、今年発見しただとか。
梅の木は大中小とあり、それで漬けた梅干しの最高傑作を味見させてもらう。
大きな干し柿も、金柑の甘煮も、手作り味噌も
どれもこれも宝物です。
完熟梅を、ぽとりと落ちる瞬間に手に受けて、直ぐに漬けたというその梅干しは絶品。絶対にお店では買えないお味。
筍ご飯も、焼きたてパンも用意してくれて、甘えっぱなしの一日でした。

ダックスフンドのさくらちゃんは、ずっとお腹をかいてと甘えてくれるし、癒しの一日でした。