出家とその弟子

他のことには興味を示されなかった老婦人、声に出して読む音読課題を手にしたら、ご機嫌に。
出家とその弟子」、この本を読んですごいと思って、私は本を読むようになったと。
担当の介護士さんと折半の約束で買ったのが、中古の単行本。
とても上品な装丁、大事にしたくなる持ち心地。
やはり本はその質感も大事。

読む暇無いから、読まずに渡してしまおうかと思っていたのだけど、
なんと、娘と私が食中毒(>_<)で丸二日間、お布団の上に。
読了しました。

とても有名な戯曲だとのこと、知りませんでした。
親鸞が60歳過ぎてから90歳で亡くなるまでのお話。
人の迷いがテーマ。信仰と恋愛、社会との折り合いなど。

また、よい本に出会いました。
私が手にした単行本は、絶版。今は文庫本が出ています。

出家とその弟子 (岩波文庫)

出家とその弟子 (岩波文庫)