出家とその弟子
他のことには興味を示されなかった老婦人、声に出して読む音読課題を手にしたら、ご機嫌に。
「出家とその弟子」、この本を読んですごいと思って、私は本を読むようになったと。
担当の介護士さんと折半の約束で買ったのが、中古の単行本。
とても上品な装丁、大事にしたくなる持ち心地。
やはり本はその質感も大事。
読む暇無いから、読まずに渡してしまおうかと思っていたのだけど、
なんと、娘と私が食中毒(>_<)で丸二日間、お布団の上に。
読了しました。
とても有名な戯曲だとのこと、知りませんでした。
親鸞が60歳過ぎてから90歳で亡くなるまでのお話。
人の迷いがテーマ。信仰と恋愛、社会との折り合いなど。
また、よい本に出会いました。
私が手にした単行本は、絶版。今は文庫本が出ています。
- 作者: 倉田百三
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/07/17
- メディア: 文庫
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