玉筋魚のくぎ煮

たますじうお と書いて、いかなごと読みます。
シラスを少し大きくして、銀の筋を一筆書きしたようなお魚。

神戸では、2月末から3月にかけて、各家庭でこの佃煮を作ります。
毎年やっていたんだけど、今年は何かと多忙だったり体力がなかったりで諦めようとしていた。

さて。今日はイッキの中学の卒業式。
夕ご飯はお祝い膳にしようと、残業後スーパーに急いで寄ってお寿司を買い込みました。
ちょっとお刺身も足しておこうかなと横の棚を見たら、見つけちゃったんですね。
半額引きの玉筋魚を。

玉筋魚は、鮮度が命なのは十分知っていて、半額引きなんてもってのほか。
とれとれでないと、煮崩れるし、溶けちゃったりもする。
けど。この時期、結構育ってきていて身がしっかりして崩れない気がする。
というわけで、寝不足で忙しいのに、買ってしまった。しかも2キロも。

土ショウガと父のハッサクの皮を千切りにするところから。
調味料を混ぜて沸騰させたところに、優しく洗った玉筋魚を入れていくのがみそ。
その後ショウガなどを入れて40分ほど炊きます。
絶対にかき混ぜないで、最後は飴色になるまで。
お鍋が小さかった
お鍋が小さかった posted by (C)zipgrrl

大きいお鍋をシンク下から出すのが面倒だったから、ワンサイズ小さいお鍋を使ったのが失敗。
玉筋魚を傷つけずに返すには、大きなお鍋がやっぱりいると。

ああ。いかなごだけで、まだまだ書ける。
かたってしまうのであった。
そろそろ飴色になってきています。あと10分炊いたら止めようかな。
煮汁がなくなりかけるまでがんばり、ざるにあげたら、余った煮汁をかけまわしていくのだ。
イカナゴ炊けた!
イカナゴ炊けた! posted by (C)zipgrrl

しかし、ねむたい。寝たいけど、玉筋魚が、玉筋魚が終わっていないのです。