防災の日 集団のりはびり バウムクーヘン

大正時代に、関東大震災が起きた日。

新しい集団リハビリを、先週からひとつ、今週に一つ始めた。

先週に始めたものは、感覚刺激の集団。
まず、香りの良いお湯で手を洗っていただき、小麦粘度を握ってもらったり、いろんなものの感触を楽しんでいただく。良い香りを嗅いでいただく。
週二回お風呂に入る以外は、お手ふきで手を拭くだけのことが多い方も。
水の感触というのが大事だと思った。けっこう良い反応である。

もうひとつ。今週始めた、輪読の会。
時事問題を語っていただこうと思うのだが、やはり差し障りないところからメンバーの話し方などを探っていかないと、頓挫しかねない。
ということで、関東大震災の日(これをリアルタイムで知っている人たちである)にちなんで、ユーハイムの話にした。
ユーハイムさんって、もともと中国はチンタオで喫茶店をしていたんだけど、戦争が始まり、日本の捕虜として広島へ。そこで捕虜の博覧会が開かれ、バウムクーヘンを出品。日本人の口に合うことが分かったという。横浜で開業したもものの、関東大震災で被災して、神戸に来たんだって。

ゴンチャロフさんも、モロゾフさんも、日本に捕虜としてきた人たち。
戦争はよくないけど、震災もつらいけれど、神戸のお菓子業界の繁栄はそこが出発点らしい。複雑。

バウムクーヘンは、かなり、いえいえ、すごくすごく好き。
私の理想のバウムクーヘンはしっとりどっしり型。この頃のバウムクーヘンはふわふわすぎて物足りないのだけど、どなたか、食べ応えのあるバウムクーヘンをご存じないでしょうか。